女性の一人暮らしは特に用心を (3)

前ページの続きです。

生活パターンを把握されないこと
生活パターンを把握されないことも大切です。
何時から何時までは確実に誰もいない時間だ、と知られると侵入されやすくなります。時にはTVやラジオを付けっ放しにして外出したり、タイマーで帰宅より早い時間に部屋のライトを灯すといった工夫も必要です。
人がいるかもしれない、とにおわせることが防犯へつながります。(ただし、定期的に自動でTVや明かりが付くようなら偽装だとばれてしまい、注意が必要です)
インターネットの危険
TwitterやFacebook等で位置情報を発信することや、自分の画像をアップすること、自分の行ったお店の情報は自分の行動範囲を知らせることにもなります。
何年か前に、Twitterを頼りに個人を特定しよう!という企画が実行され、特定された人もいたはず。一日に何をしたのか気軽に書き込みし、それがストーカー殺人へとつながった痛ましい事件もあります。個人情報に対しては、慎重になるべきです。インターネットは不特定多数の人間が利用していて、あなた自身を守ってくれる誰かが常に傍にいるわけではないのですから。
ちなみに、一人暮らしを始めた5人に1人は空き巣やひったくり、ストーカー等の被害に遭っています。
22.5%……無視のできない数字です。

本当に、盗られるものは何もないの?

「うちに盗られるものは何もないよ」

そう笑う人も多いのですが、泥棒の狙いは現金だけとは限りません。指輪やネックレス等のアクセサリーやブランド品は十分に「金目のもの」です。パソコンやテレビ、オーディオ機器といった家電も泥棒のねらい目だったりします。
中にはパソコンのデータだけが欲しくて侵入する、というパターンもありますし、あなたご自身が泥棒のターゲットだった場合もあるでしょう。盗むものが何もない家の場合、家電や家具を破壊していくケースもあるようです。防犯を意識することは、身を守るためにも本当に必要なのです。

「うちに限ってそんなことないよ」

という考えは、危険です。
何かが起こったとき、一人暮らしだと頼れるものは自分一人だけです。慎重になることは間違いではないと思います。防犯意識を常に持つようにしてください。それが身を守るための第一歩です。
また、ワンドアツーロックだけではなく、窓にもツーロックや防犯ガラス、防犯ガラスフィルム等の対策を行うようにすると、より防犯効果が高まります。防犯グッズも様々な種類が出ていますし、一度今の生活を見直してみませんか?

何かがあってからでは遅いのですから。